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徒然なるままに、思ったことや出来事などを綴ろうと思います。 最低月1回は更新をしようと思います。。。
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この前の6月4日に、国立科学博物館で行われている特別展「大哺乳類展2」に行ってきました!
前回の「大哺乳類展」が2010年とのことなので、約9年ぶりですね。
前回のは行ったかどうか結構あやふや(記憶&記録がない)

そのときの写真を色々と載せていこうと思います。
ちなみに「大哺乳類展2」は6月16日までだそうですので、まだの方はお急ぎを。


入場早々にアフリカゾウのでっかい全身骨格が登場。
迫力が半端じゃないです。
デカい! どの骨も重そう!


アフリカゾウの足元にちょこんと居るのはケープハラックス。
見た目はタヌキに似てなくもないものの、タヌキよりはずんぐりとした体形で、ケープハイラックスは全身が灰色。

その近くにはジュゴンの骨格も並んでいて、いったいどういう組み合わせなんだと思いますが、実はいずれもアフリカ獣類と呼ばれる大きなグループに属していて、名前の通りアフリカのみに生息、あるいはアフリカに起源をもつ動物たちです。
アフリカにいる動物たちは、他の大陸(ユーラシア、南北アメリカ、オーストラリア)に生息している動物たちと系統的に離れていて、それだけで単系統を形成します。
まあ要するに、それぞれの動物の祖先を辿っていくと、ある同じ祖先に行きつくのです。

あるいは、アフリカの動物たちは同じ祖先からの子孫になるわけです。
にもかかわらず、ネズミ大からゾウまで、また陸上からジュゴンのように海に棲息する動物まで、非常にバラエティに富んでいるのが、アフリカ獣類の面白いところの一つだと思います。



ジュゴンの先には、オオサンショウウオや


ジャコウネズミなどがいました。ジャコウネズミはキャラバンが再現されてます。細かい。。。素晴らしい。。。すごい


これらは歩き方の解説になります。
両生類や爬虫類は、四肢が体の横に伸びてますが、哺乳類は体の下に伸びている、というようなことから始まり、踵をつけて歩く歩き方(蹠行性(しょこうせい))や、つけない歩き方(指行性質(しこうせい))などの解説があります。


これはカバですが、歩くときの四肢の動かし方(足の運び方)が図で示されてます(上図下方)。
まあ、正直なところ図や骨格だけだとなかなかイメージしづらいのですが、近くに映像も流れますので(ウマの歩き方ですが)、そちらも見るとだいぶわかりやすいかと思います。



歩き方のあとは、ずらっと並ぶ標本群!!!
いやぁ、圧巻でした。すごい迫力。
分類群ごとに動物たちがまとまっているので、同じグループ同士で見比べてみたり他のグループと見比べてみたりすると非常に面白く、あっという間に時間が過ぎてしまいます。


近くには触れる標本も置いてありました。画像はトラですがこのほかに、ゴマフアザラシやトムソンガゼル?がいました(トムソンガゼルは記憶があいまいです。。。ガゼルとかインパラあたりだったと思います)。

標本は草食獣のトナカイやシカ、ウシ、ヤジの仲間なども展示されてました。だいたいの哺乳類の目(もく)はいたと思います。



その先は海生哺乳類ゾーン!
全身骨格から泳ぎ方の映像、捕食の方法の解説などがありました。


捕食とはすなわち食べること。動物たちにとって食べることは必要不可欠であり、そのとき活躍するのが顔にある顎と歯になるわけです。
特に歯は主食となるものにより、形や大きさなどが大きく変わってきます。
植物メインだとすりつぶすような形になったり、肉メインだと切り裂きやすいような形になったり、といった具合です。
そんなわけで、ここではそんな歯や顎の比較ができるように頭骨がずらりと並んでいます。
私たち人間の歯を見比べるだけでも、結構楽しいと思いますよ。



最後は生き物の数を増やす繁殖に関する展示です。
オスのメスへのアピールや子育て方法、メスの子宮の形態などが展示されています。



第二会場には神奈川県に流れ着いたシロナガスクジラの漂着個体の調査の様子が展示されてます。
漂着した死体の何を調べるのかとか、骨格標本を作るために骨を取り出して似る過程なども紹介されているので、これもなかなか面白かったです。
そのほかにアートギャラリーもありました。


そんなこんなで大哺乳類展2でした。ずらっと並ぶ剥製・骨格標本群は本当に迫力満点でした。
テーマが「生き残り大作戦」ということで、哺乳類たちがどう体を変化させてこれまで生存してきたのか、それぞれの戦略が見比べられる面白い内容でした。
歩いて泳いで走って飛んで、食べて子供を殖やして。
それぞれの行動に、各哺乳類たちの適応の戦略を見ることができます。

大哺乳類展2は、まだ今月の16日までやってます。
興味がある人は、ぜひ行かれてみては?
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